去る5月17日大阪府枚方市のJA精米工場が納品していた学校給食用のコメに「ホチキスの針」が混入していた他、生徒が給食を食べた後に動物アレルギーを発症したとの報告がありました。このことを受けて、守口市教育委員会や保護者等が精米工場を視察したところ7羽のハトが確認された他、ハトの糞があちこちにある状態となっていることがわかりました。その後、食品衛生法に基づいて、保健所の現地立ち入り調査が行われ、①HACCPに沿った衛生管理を実施すること②鳥類等の動物の侵入について侵入防止策を講じること③施設全体の清掃計画立て、鳥類の糞の汚染場所については清掃・消毒を行うことの改善及び報告を行うよう指導される事態となりました。また、当該工場は保健所の全ての指導内容を実施し完了するまで全ての精米作業及び出荷を停止しておりその影響の大きさを物語ります。
HACCPに係る衛生管理の重要性につき、上記事例を他山の石として改めてご理解いただきたいと思います。